学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

クラタリング[早口言語症]

吃音の発声・発音練習帳
クラタリング[早口言語症]
特徴・診断・治療の最新知見

イヴォンヌ・ヴァンザーレン/イザベラ・K・レイチェル著
森浩一/宮本昌子監訳

B5判/3800円+税
ISBN:978-4-7614-0800-8


単なる早口とは異なり、発話が不明瞭になったり意味不明になったりして通じなくなってしまう障害、クラタリングを解き明かす書。

LinkIconアマゾンで購入する
LinkIcon楽天ブックスで購入する
LinkIconhontoで購入する

●著者紹介(初版時)

イヴォンヌ・ヴァンザーレン
研究者で臨床家であり、招待されて多数の講演会で話している。クラタリングの本質と鑑別診断・治療に関する彼女の考えは、流暢性障害の専門領域を世界的に先導するものである。オランダのアイントホーフェンにあるフォンツィス(Fontys)大学の保健革新技術(Health Innovations and Technologies)学科の准教授でかつ主任教授として、健常者と知的障害者の(非)流暢な発話の発話産出と言語処理過程に関する科学的研究と教育を担当している。van Zaalen 博士は指導的立場にある流暢性障害専門家として、クラタリングと吃音のある人々の臨床経験を25年以上積み重ねている。彼女は国際クラタリング学会(International Cluttering Association)の会長である(本書の原文が出版された2015年まで在任)。van Zaalen 博士は米国吃音財団のDeso Weiss 賞を授与されている。

イザベラ・K・レイチェル
ニューヨークにあるトゥーロ(Touro)大学大学院言語病理学専攻の准教授である。30年以上吃音とクラタリングの治療を専門としている。国際クラタリング学会の国際代表委員会の委員長として、学会の多国間協働による研究、出版、セミナー事業の調整役をしている。クラタリングの大学院のコースを常に教えている、北米では数少ない教育者である。

森 浩一(もり こういち) [監訳、監訳者まえがき]
耳鼻咽喉科医師、医学博士(神経科学)
国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局長
1992年頃より吃音の脳機能についての研究を始め、その後、吃音の行動実験や治療方法の開発研究を行い、2011年より所属施設の病院耳鼻咽喉科で成人吃音相談外来を担当している。日本吃音・流暢性障害学会理事、日本音声言語医学会評議員。

宮本 昌子(みやもと しょうこ) [監訳、序文、著者序言、第1章、監訳者あとがき]
言語聴覚士、博士(教育学)
筑波大学人間系(障害科学域)准教授
2000年頃より早口言語症と吃音の鑑別診断についての研究を始め、クリニックや教育相談で臨床を行う。2009年よりことばの教室で専門家相談を担当する。日本吃音・流暢性障害学会クラタリング検討ワーキンググループ委員長。
http://www.human.tsukuba.ac.jp/~smymt/index.html

阿栄娜(あるな)[第2.1章~第2.2.6章]
国立障害者リハビリテーションセンター研究所感覚機能系障害研究部・日本学術振興会外国人特別研究員
安 啓一(やす けいいち)[第2.2.7章~第2.4章]
筑波技術大学産業技術学部産業情報学科助教
酒井 奈緒美(さかい なおみ)[第3.1章~第3.2.4章]
国立障害者リハビリテーションセンター研究所感覚機能系障害研究部聴覚言語機能障害研究室長
飯村 大智(いいむら だいち)[第3.3章~第3.3.9章、第6.1章~第6.5.3.3章]
医療法人社団富家会富家病院リハビリテーション室
今富 摂子(いまとみ せつこ)[第3.4章~第3.4.4章、付録]
目白大学保健医療学部言語聴覚学科准教授
原 由紀(はら ゆき)[第3.4.5章~第3.5章]
北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻講師
見上 昌睦(けんじょう まさむつ)[第4.1章~第4.4.1章]
福岡教育大学特別支援教育講座教授
川合 紀宗(かわい のりむね)[第4.4.2章~第4.5章]
広島大学学術院(大学院教育学研究科・大学院国際協力研究科)教授・大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター長
前新 直志(まえあら なおし)[第5.1章~第5.6章]
国際医療福祉大学保健医療学部言語聴覚学科教授
小林 宏明(こばやし ひろあき)[第5.6.1章~第5.8章]
金沢大学人間社会研究域学校教育系教授
灰谷 知純(はいたに ともすみ)[第6.5.3.4章~第6.7章]
国立障害者リハビリテーションセンター研究所感覚機能系障害研究部流動研究員

●目次

第1部 理論
 第1章 理論的背景
 第2章 クラタリングの症状
第2部 診断
 第3章 評価
第3部 治療
 第4章 治療についての考察
 第5章 治療計画
 第6章 治療のための訓練
付録

●帯
この1冊でわかる、クラタリング(早口言語症)の全て!
欧米で古くから研究されているクラタリングは、単なる早口とは異なり、発話が不明瞭になったり意味不明になったりして通じなくなってしまう障害である。本書は、クラタリングの本質となる病態のモデルを提示し、そこから診断と鑑別と治療の正しい手順と方法について、具体的・詳細に論じたものである。