学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

吃音のある学齢児のためのワークブック:態度と感情への支援

吃音のある学齢児のためのワークブック 吃音のある学齢児のためのワークブック
態度と感情への支援

リサ・スコット編
クリスティン・A・クメラ/ニーナ・リアドン著
長澤泰子監訳
中村勝則/坂田善政訳
B5判/並製 2500円+税
ISBN:978-4-7614-0773-5


吃音に対する態度と感情の実態把握と支援の方法が、指導にすぐに使える教材と豊富な指導事例と共に解説。

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●著者紹介(初版時)

編者
リサ・スコット(Lisa Scott, Ph.D.)
 学会認定の言語療法士(CCC-SLP)。1987年に学士号を、1988年に修士号を、1997年に博士号をいずれもネブラスカ大学リンカーン校で取得した。博士課程の最終学年のときにはすでに5年間公立学校言語臨床を行なっていた。現在、フロリダ州立大学コミュニケーション障害学部のassistant professor として、教鞭を執りながら、研究活動と吃音の臨床活動を行なっている。フロリダ州立大学に着任する前は、ウィチタ州立大学で教鞭を執りながら、ウィチタ州立大学附属言語・聴覚クリニックの流暢性発話障害科の副主任を務めていた。
 流暢性障害の専門家として、彼女は150人以上の吃音のある学齢児童、多数の吃音のある成人や幼児の評価、臨床、相談に当たってきた。臨床活動に加えて、国内各地での流暢性障害に関する講演活動や執筆活動を行なっている。

著者
クリスティン・A・クメラ(Kristin A. Chmela, M.A.)
 学会認定の言語療法士(CCC-SLP)。1985年にアリゾナ州立大学コミュニケーション障害学部で学士号を、1987年にノースウエスタン大学で言語病理学の修士号を取得した。4年間公立学校の言語病理学士として働いた後、吃音のある子どもの臨床を専門とする診療所を開設した。
 流暢性障害の専門家として、数多くの学校、病院、クリニックに臨床助言を行なっている。また、アメリカ国内各地で学校等に在籍する吃音のある子どもの臨床に関する講演を行なっている。

ニーナ・リアドン(Nina Reardon, M.S.)
 学会認定の言語療法士(CCC-SLP)。イリノイ州立大学言語病理学部で学士号並びに修士号を取得した。彼女は一貫して学校を中心に言語臨床の専門家として働いている。
 また、流暢性障害の専門家として、吃音のある子どもとその家族の臨床を専門とする個人診療所で働いている。加えて、吃音のある幼児および学齢児の評価と臨床に関する講演と実技のワークショップを全国各地で行なっている。

監訳者
長澤泰子(ながさわ たいこ)
 NPO 法人こどもの発達療育研究所顧問。東京都心身障害者福祉センター、国立特殊教育総合研究所・言語障害教育研究室長、広島大学教授、慶應義塾大学教授、日本橋学館大学教授を経て現職。2014年より日本吃音・流暢性障害学会理事長。
■主な著書・訳書・ビデオ
 『吃音の基礎と臨床―総合的アプローチ―』(監訳、学苑社)
 『吃音と子どもたち〈全3巻〉』(日本語訳総監修、医学映像教育センター)
 『学齢児の吃音指導』(翻訳、大揚社)
 『構音障害の診断と指導』(分担執筆、学苑社)
 『こころのコミュニケーション 特殊教育の現場から』(編著、全国社会福祉協議会)

訳者
中村勝則(なかむら かつのり)
 東京都のことばの教室を歴任後、西東京市立保谷小学校(ことばの教室)にて退職。日本吃音・流暢性障害学会研修・講習会委員長、ことばの臨床教育研究会会員。
■主な著書・訳書
 『吃音の基礎と臨床―総合的アプローチ―』(分担訳、学苑社)
 『特別支援教育における吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援』(分担執筆、学苑社)
 『子どもの吃音Q & A』(共訳 NPO 法人全国ことばを育む会)
 『(吃音のある)子どもと向き合うために』(全国ことばを育む会)
 『正しい発音が育つための口育て・口遊び』(全国ことばを育む会)
 『発話運動を育てるための音遊びうた ぱたかぽとこうた』(全国ことばを育む会)

坂田善政(さかた よしまさ)
 国立障害者リハビリテーションセンター学院言語聴覚学科教官。国立身体障害者リハビリテーションセンター学院言語聴覚学科を卒業後、医療法人社団桜水会筑波病院言語聴覚士を経て2010年より現職。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程生涯発達専攻リハビリテーションコース修了。幼少期から自身にも吃音があり、2006年から2012年まで、吃音者のセルフヘルプ・グループであるNPO 法人全国言友会連絡協議会の理事を務める。
■主な著書・訳書
 『吃音の基礎と臨床―統合的アプローチ―』(分担訳、学苑社)
 『特別支援教育における吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援』(分担執筆、学苑社)
 『改訂 吃音』(分担執筆、建帛社)
 『標準言語聴覚療法 発声発語障害学 第2版』(分担執筆、医学書院)

●目次

監訳者まえがき
吃音のある子どもの指導に携わる日本の皆様へ

第1章 はじめに
バランス感覚を養おう
吃音に対する態度と感じ方はさまざま
指導者の役割
この本のねらい

第2章 コミュニケーション力を高める
子どもの内なる感情をとらえる
励まし褒めことばを使う

第3章 アセスメント
子どもと吃音について話し合おう
記述式課題を活用しよう
さぁ、書いてみよう 1 きみは、どう思っているの?
さぁ、書いてみよう 2 今、思っていること……
さぁ、書いてみよう 3 学校で
さぁ、書いてみよう 4 右手と左手
さぁ、書いてみよう 5 10のことばで自己紹介
さぁ、書いてみよう 6 ぼく・わたしの今
さぁ、書いてみよう 7 連想ゲーム
さぁ、書いてみよう 8 避けるの、どのくらい?
さぁ、書いてみよう 9 イヤイヤばしご
さぁ、書いてみよう 10 こんな感じかな
さぁ、書いてみよう 11 こんなかおになっちゃうよ
さぁ、書いてみよう 12 おうちの人と
さぁ、書いてみよう 13 絵にしてみよう
さぁ、書いてみよう 14 保護者の方にお尋ねします
さぁ、書いてみよう 15 先生にお尋ねします

第4章 指導の手立て
手立て1:スピーチノートを作る
手立て2:話すということ・どもるということ
手立て3:今週の質問
手立て4:大事な話をしよう
手立て5:問題解決計画
手立て6:考えを変えよう
手立て7:苦手にチャレンジ
手立て8:吃音体験
手立て9:伝えよう

第5章 指導の例
ジョン
ヘイリー
ジェームズ
フランク

おわりに
訳者あとがき
用語解説
引用文献
参考文献
学齢児用評価法

●帯
小林宏明氏(金沢大学教授)推薦!
わが国の学齢期吃音指導の第一人者による、アメリカ合衆国で広く用いられている吃音のある子どもの指導書の翻訳書が完成しました。近年、重要性が指摘されている吃音に対する態度と感情の実態把握と支援の方法が、明日からの指導にすぐに使える教材と豊富な指導事例と共に、わかりやすく具体的に解説されています。本書は、吃音のある子どもの思いに寄り添い、「真の困り感」に応える指導をするための良き道標となるでしょう。

初版第1刷に誤りがございました。謹んでお詫びし、訂正いたします(2015年6月26日)。

・62、63、183ページ:2行目
~下の文を完成さてください。

~下の文を完成させてください。

・67ページ 方法:1行目
~書かせます。書かれてことが~

~書かせます。書かれていることが~

・92ページ
6. お子さんがともっているとき

6. お子さんがどもっているとき

・158ページ:ルビの誤り(2ヵ所)
話(はな)せる日(にち)には?

話(はな)せる日(ひ)には?