学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

ことばの発達の障害とその指導

講座 言語障害児の診断と指導2
ことばの発達の障害とその指導

飯高京子・若葉陽子・長崎勤編
A5判/並製 2550円+税
ISBN:978-4-7614-8804-8



ことばの獲得のメカニズムを解明するため、脳の働きや認知機能の発達の知見、乳児研究など、さまざまな角度からせまる。実際にこれらの知見を応用した事例をあげ、その方法と効果を綿密に記す。

●目次
第1章 言語を支える脳機能の発達
 1 はじめに
 2 脳の発達
 3 言語活動の基盤となる脳機能
 4 学習と脳機能

第2章 言語発達の心理学的基礎
 1 前言語的コミュニケーション行動
 2 コミュニケーション行動の特徴
 3 コミュニケーション行動のレベル(1)
 4 コミュニケーション行動のレベル(2)
 5 前言語的コミュニケーションと母子相互作用
   −「対ひと」関係の展開−
 6 「対もの」関係の展開
 7 「もの」の“受け渡しゲーム”の発達
 8 概念行動の成立と言語習得
 9 シンボル機能の形成

第3章 ことばを支える認知機能の発達
 1 はじめに
 2 発達初期の認知機能の発達および、その発達と言語発達の関連性
 3 認知機能を育てるための指導

第4章 発達からことばを考える−ことばの原点は類である−
 1 はじめに
 2 発達の単位は個体なのか
 3 ことばの原点
 4 類から個へ
 5 おわりに

第5章 ことばの使用に関する指導
    −語用論的アプローチによることばの指導−
 1 語用論的アプローチとは
 2 言語発達の障害への適用
 3 指導の実際

第6章 ことばの獲得とその指導
 1 ことばの獲得−コミュニケーションから言語へ−
 2 初期言語発達の指導

第7章 ことばの遅れた子どもの母親指導
 1 母親指導の基本的な考え方
 2 母親指導のすすめかた
 3 指導効果の評価

第8章 手話を併用した言語遅滞児の指導
 1 非音声言語(non-verbal-language)習得の意味
 2 類人猿における「言語」習得の実験的研究
 3 手話の特性
 4 手話による言語活動成立の基盤
 5 精神発達遅滞児に対する手話を用いた言語指導
 6 国内における精神発達遅滞児に対する手話を用いた指導

第9章 発達遅滞児の構文の理解とその指導
 1 指導についての考え方
 2 事例報告
 3 まとめ

第10章 発達遅滞児に対する統辞文の産出と理解の形成
 1 はじめに
 2 動詞述語構文形成プログラム
 3 文の統辞・意味論的構造の自覚の形成を基礎にした
   文の読み、書きの教育プログラム

第11章 子どもの文字言語の発達とその障害
 1 読み書きの障害のとらえ方
 2 文字記号の特性
 3 読み書き障害児事例
 4 読み書きの情報処理モデルを用いた読み書き障害の検討
 5 読み書きの情報処理モデルからみた読み書きの発達とその障害