学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

APD[聴覚情報処理障害]の理解と支援

APD[聴覚情報処理障害]の理解と支援きこえているのにわからない
APD[聴覚情報処理障害]の理解と支援

小渕千絵 ・原島恒夫編著
A5判/並製 2200円+税
ISBN:978-4-7614-0785-8



「音はきこえてくるが、ことばとしてききとれない」「雑音の中では何を言っているのかわからない」というような、聴力が正常とされているにも関わらず、ききとり困難を抱える人たちの症状、評価そして支援までを解説する。

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●著者紹介(初版時)

小渕 千絵(おぶち ちえ)【編集、2 章、3 章1,5,6、5 章1,5、資料、おわりに】
国際医療福祉大学保健医療学部言語聴覚学科准教授 博士(心身障害学)
専門:聴覚障害学
主な論文:「聴覚情報処理障害(Auditory Processing disorder) の評価と支援」(『音声言語医学』第57 巻4 号,2015 年)。「聴覚情報処理障害」(『Johns』第31 巻11 月号,2015 年)。「聞き取り困難を主訴とする成人例の背景要因別の聴覚情報処理特性の検討」(『言語聴覚研究』第9 巻,2012 年)。“Binaural integration ability in bilateral cochlear implant user”, Journal of
otology, 10(4), 2015。

原島 恒夫(はらしま つねお)【編集、はじめに、1 章、3 章4 】
筑波大学人間系教授  教育学博士
専門:聴覚障害生理・心理学
主な論文:「片側脳損傷者の中枢性聴覚障害に関する両耳分離聴検査による検討」(『東京学芸大学紀要第1 部門』第46 巻,1995 年)。

小川 征利(おがわ まさとし)【3 章2、4 章1、資料】
岐阜県立揖斐特別支援学校教諭

八田 徳高(はった とくたか)【3 章3 】
福岡県立小倉聴覚特別支援学校教諭

小林 優子(こばやし ゆうこ)【4 章2、5 章2】
上越教育大学臨床・健康教育学系特別支援教育コース講師

大金 さや香(おおがね さやか)【5 章3 】
国際医療福祉大学保健医療学部言語聴覚学科講師

田原 敬(たばる けい)【4 章2、5 章2】
茨城大学教育学部学校教育教員養成課程(障害児教育)講師 

坂本 圭(さかもと けい)【5 章4 】
埼玉医科大学病院耳鼻咽喉科言語聴覚士

●目次

はじめに
1 章 APDとは
1 APD 研究の歴史
2 脳損傷による狭義のAPD(純粋例)
3 脳損傷がみとめられない広義のAPD
4 APD に類似した症状をもつANSD
5 内的要因と外的要因

2 章 APD疑い例にみられる症状
1 小児にみられるAPD 疑い例
2 成人にみられるAPD 疑い例

3 章 APDの評価
1 問診
2 質問紙による評価
 1 諸外国で用いられている質問紙
 2 日本で用いられている質問紙
   (「きこえの困難さ検出用チェックリスト」を中心に)
 3「 きこえの困難さ検出用チェックリスト」による評価の例
3 聴覚心理学的評価
 1 聴覚心理学的評価の概要
 2 代表的なAPT の内容と方法
4 生理学的評価
 1 耳音響放射(Otoacoustic Emissions[OAE])
 2 聴性脳幹反応(Auditory Brainstem Response[ABR])
 3 聴性中間潜時反応
   (Auditory Middle Latency Response[AMLR])
 4 事象関連電位P300
 5 鑑別に必要な評価
 6 評価結果の解釈と評価の限界

4 章 関連する障害とその特性
1 発達障害とAPD
 1 発達障害とは
 2 各発達障害ときこえの困難について
2 精神疾患とAPD
 1 統合失調症
 2 うつ病
 3 睡眠障害

5 章 APDへの支援
1 APD に対する支援の概要
2 環境調整
 1 背景雑音の抑制
 2 視覚情報の活用
 3 話し手側の配慮
3 聴覚を補う手段
 1 声の大きさを増大する方法
 2 騒音を低減する方法
4 直接的支援
 1 聴覚トレーニング
 2 代償・補償手段を確立する訓練
 3 訓練の実施とその効果について
5 心理的支援

資料
おわりに
索引

発達障害との関連も注目される、APDに関する本邦初の書