学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

学校におけるソーシャルワークサービス

gakko.jpg学校におけるソーシャルワークサービス

ポーラ・A・ミアーズ/ロバート・O・ワシントン/
ベティ・L・ウェルシュ著
日本スクールソーシャルワーク協会編
山下英三郎監訳
A5判/上製 6800円+税
ISBN:978-4-7614-0105-4


米国におけるスクールソーシャルワークの沿革から、現状、将来への展望と共に、教育上の問題を数多く取り上げている。また、事例も盛り込み、学校におけるソーシャルワーク・サービスを具体的にイメージできるようにしている。

●目次
パート1
教育における課題と学校におけるソーシャルワーク活動の発展
 第1章 アメリカの学校における主な課題
   はじめに/学校教育と社会状況/アメリカにおける初期の学校教育/
   学校に与えられた役割と学校教育の質/
   学校の状況と生徒の特質との関係/貧困の再発見/教育改革の歴史/
   幼稚園と子どもの早期教育/
   地域に根ざした学校運営−地域と学校の間の距離を近づけるために/
   入学者数の増加とその他の傾向/公立学校と職員の傾向/
   平等な教育機会と学校財政/ポスト・Rodriguez以後/
   チャータースクール/教職員組合/学校と結びついた/
   統合したサービス/教え方の改革/結 論/学習の手引き

 第2章 スクールソーシャルワーク−沿革・影響・実際
   はじめに/スクールソーシャルワークの確立/
   初期に受けた影響/初期の定義/1920年代の展開/
   精神衛生運動の影響/1930年代の目標の変化/
   ソーシャルケースワークの強調 1940〜1960年/
   ソーシャルケースワークを進める上での他者との関わり/
   1960年代における目標と方法の変化/
   1970年代における広がり:リーダーシップを求める声/
   1980年代—ソーシャルワークと教育の接近/
   1990年代—現在/結 論/学習の手引き

パート2
学校におけるソーシャルワーク活動に関する概念の枠組み
 第3章 社会組織としての学校
   はじめに/組織としての学校/一般システム理論/
   システムの定義/結 論/
   学校におけるソーシャルワークの意味/学習の手引き

 第4章 スクールソーシャルワーク活動におけるエコロジカルな視点
   はじめに/ソーシャルワーク専門職/価値観/目 的/
   知 識/承 認/介入方法/エコロジカルな視点/
   事 例/事 例/危機と回復力/エコロジカルな環境/
   スクールソーシャルワークの専門家のための枠組み/
   まとめ/学習の手引き

パート3
教育政策とスクールソーシャルワークの実践
 第5章 出 席
   はじめに/義務教育の概念/義務教育の実施に関する州の機能/
   義務教育の免除/宗教上の理由/ホームスクーリングと私的な教育/
   同等性/出席に関する主要な問題/無断欠席に取り組む方法/
   成績の低下/事 例/Knight対教育委員会/教科外活動の制限/
   動機づけをすること/非伝統的な代替手段/
   サポートシステムとネットワークの形成/まとめ/学習の手引き

 第6章 子どもの権利と行動の制御
   はじめに/In Loco Parentis 主義/適正手続きの保障/
   所有に関する権利と資格/州の法的権威/Tinker事件/
   障害をもった子どもの権利/服装と外見の自由/信教の自由/
   正当な検査と拘束/
   1974年の家庭の教育権とプライバシーに関する法律/
   生徒の情報の共有/体罰の執行/停 学/停学処分のマイナス要因/
   退学処分/結 論/学習の手引き

 第7章 学校内暴力への対応
   はじめに/暴力の背景/子どもや青少年に見られる暴力/
   犯罪被害者としての青少年/青少年の暴力の動向/
   学校内および学校周辺での暴力/ギャングと銃/
   いじめ/学校での銃による恐怖/事例の概要/
   早期の介入の必要性/暴力に対する学校の対応/
   不寛容政策/暴力予防プログラム/結 論/学習の手引き

 第8章 障害をもった子どもたち
   はじめに/生徒の選別と学校への措置/背景と早期の影響/
   特殊教育ニーズを抱えた子どもの教育への先駆的試み/
   障害児の分類とその措置への賛成意見と反対意見/
   能力によるグループ化/教育を受ける権利と適切な教育を受ける権利/
   文化的相違のある子どもたちの心理判定の評価/
   教育における決定に際しての適正手続き/
   転機となった立法: 1975年の障害をもつ全ての
   子どもの教育に関する法/障害児教育法/
   障害児教育法(IDEA)の重要な要素/
   普通教育への流れとインクルージョン/
   障害をもつ子どもの権利を決定した立法/近年の立法/
   結 論/ソーシャルワーカーへの示唆/学習の手引き

 第9章 特定の子ども集団
   はじめに/在籍者数と教職員/生徒の生活上の課題に関する概念/
   学校でつまずくおそれのある生徒/恵まれない未就学児/
   危機にある就学前の子どもたちに対する/
   スクールソーシャルワーカーの役割/
   低所得層地域の子どもたち/移民の子ども/
   ホームレスの子どもたち/思春期の親/エイズと青少年/
   ゲイとレズビアンの青少年/
   虐待されたり養育放棄された子ども/ギャングによる暴力と非行/
   不登校/薬物と飲酒/才能のある若者/おわりに/学習の手引き
 第10章 平等な教育を受ける機会の保障:言語,人種,性別
   はじめに/2か国語および2文化教育/
   合衆国における初期の運動/移民の子どもをアメリカナイズする動き/
   新しい哲学の出現/2か国語2文化教育の定義と中身/
   2か国語2文化教育の法的枠組み/裁判所の挑戦と2か国語教育/
   2か国語教育に対する脅威/人種差別待遇廃止の背景/
   人種差別の廃止への努力/挑戦:Brown対Topeka教育委員会/
   Brown判決の実施/地域の学校/
   人種差別廃止のためのバス通学と人種のバランス:
   法的および,政治的問題/
   バス通学輸送の論争によって沸きあがった疑問/
   学校の人種差別撤廃は「白人の流出」を加速させているか?/
   人種疎外の復活/成功した差別廃止の条件/
   性別役割の発展と教育機会/性役割の発達と教育実践の制度的関係/
   教室のスペース,教材そして実践/法規定: 公立校での性差別/
   教育の機会均等: ソーシャルワークの価値と実践/
   結 論/学習の手引き

パート4
学校におけるソーシャルワーク活動の計画と実践,および評価
 第11章 ソーシャルワークサービスの構築
   はじめに/学校におけるソーシャルワークサービスの調査・
   分析と立案および交渉/A. 自己調査・分析/
   B. 学校でのソーシャルワークサービスにおける信頼感と支持の獲得/
   C. 学校と地域のデータとダイナミクスの調査・分析/
   D. 活動計画の策定と交渉/E. 評価と年次報告の作成/
   家族,学校,小グループに対する調査・分析プロセス/
   生徒個人/家 族/教 室/学際的な協働/
   学校におけるソーシャルワークサービスの立案と提供に影響する情勢/
   おわりに/学習の手引き

 第12章 スクールソーシャルワークサービスの提供
   はじめに/ヒューマンサービスを提供するシステムとしての学校/
   学校関連サービスモデル/
   学校関連サービスにおけるスクールソーシャルワーカーの役割/
   保険会社によって管理された保健サービスと
   スクールソーシャルワーカー/介入における役割/コンサルタント/
   臨床的介入/促進者/協力者/教育者/仲介者/擁護/代弁/
   運営者/ケースマネージャーとブローカー/地域介入/
   政策提言者と開発者/特別な介入法/生徒への個別介入/
   危機介入/情緒的あるいは行動上の問題/
   障害をもつ生徒たちへの働きかけ/深刻な行動上の問題と行為障害/
   行為障害を抱える生徒への援助/家族への介入/移民家族/
   グループに対する介入/教室での介入/学校への介入/
   おわりに/学習の手引き
 第13章 プログラムと実践の評価
   はじめに/説明責任/実践に対してなぜ調査を行なうのか/
   プログラム評価:形成的評価と総括的評価/事例研究/
   実践の評価/目標や結果が達成されなかった場合/
   クライエントと組織検討委員会/資 源/
   組織の一員としてのスクールソーシャルワーカーの実績の評価/
   結 論/学習の手引き

 付録1 地方での実践例
 付録2 都市部の実践例
 付録3 適応性のある行動の調査分析と個別教育プログラム