学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

自閉症スペクトラムのある子どもの人間関係形成プログラム

自閉症スペクトラムのある子どもの人間関係形成プログラム6つの領域から支援する
自閉症スペクトラムのある子どもの人間関係形成プログラム
自分らしく生きていくために

渡部匡隆・岡村章司編著
PDDプロジェクト著

B5判/並製 2000円+税
ISBN:978-4-7614-0761-2


知的障害のない自閉症スペクトラムのある子どもたちが、自己決定力やアイデンティティの形成の基礎となる人間関係力を身につけるためのプログラム。

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●著者紹介(初版時)
渡部 匡隆(わたなべ まさたか)【編集・第1章・第2章・第3章】
筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科単位取得退学。博士( 心身障害学)。現在、横浜国立大学教育人間科学部教授。専門は、心身障害学、応用行動分析学。主な著書・訳書・DVD:『はじめての特別支援教育』(編著、有斐閣)、『行動変容法入門』(共訳、二瓶社)、『DVD で学ぶ応用行動分析学入門』(監修・解説、中島映像教材出版)など。

岡村 章司(おかむら しょうじ)【編集・第2章・第3章・第4章[事例4/事例6]】
兵庫教育大学大学院修士課程学校教育科修了。修士(学校教育学)。現在、兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授。専門は、発達障害臨床心理学、応用行動分析学。主な著書・訳書:『子育てに活かすABA ハンドブック』(共著、日本文化科学社)、『ファミリー中心アプローチの原則とその実際』(共訳、学苑社)など。

PDD プロジェクト
広汎性発達障害のある子どもと関係者への支援と支援方法の解明をねらいに、神奈川県内の有志の教員と渡部研究室のゼミ生で2003 年に結成したプロジェクトチームである。横浜国立大学渡部研究室に教育相談の依頼があった事例を対象としながら、約10 年間の取り組みにより人間関係形成プログラムが開発された。プロジェクトチームの主なメンバーが、第3章の人間関係形成プログラム及び第4章の事例を執筆した。プロジェクトの遂行にあたって、科学研究費補助金〔基盤研究(C)課題番号15530619〕及び〔基盤研究(B)課題番号19330211〕〔基盤研究(B)24330261〕の助成を得た。

大木 信吾(社会福祉法人 くるみ会)【第3章】
川島 慶子(福島大学人間発達文化学類)【第3章・第4章[事例2]】
深澤 しのぶ(伊勢原市立中沢中学校)【第3章・第4章[事例1/事例5]】
熊谷 正美(横浜市立市場中学校)【第3章】
渡邉 美紀(横浜市立本郷特別支援学校)【第3章】
石坂 務(国立特別支援教育総合研究所)【第3章】
朝岡 寛史(筑波大学大学院人間総合科学研究科)【第3章・第4章[事例3]】
片山 由宇子(東京都立町田の丘学園)【第3章】

佐々木 香織(横浜市立左近山小学校)【本文イラスト】

●目次

はじめに
第1章 人間関係形成プログラムの概要
1 人間関係形成プログラムとは
2 人間関係力の指導領域と指導内容
3 人間関係形成プログラムの指導対象
1)対象となる子ども  
2)対象となる学級

第2章 指導とアセスメントの方法
1 指導方法
1)ABC 指導法
2)行動スキルトレーニング法
3)行動カウンセリング法
4)系統的脱感作法
5)認知行動変容法
2 アセスメント方法
1)子どものアセスメント
(1)集団参加の評価
(2)診断的評価
 1教育的判断
 2行動特徴の評価
  a社会性の評価
  bコミュニケーションの評価
  c活動や興味の範囲の評価
(3)行動的評価
(4)心理的評価
 1発達の評価
 2知能の評価
 3学力の評価
2)環境のアセスメント
(1)家庭環境の把握
(2)学校環境の把握
3 プログラムの実行と留意点
1)アセスメント情報の統合とプログラム実行の判断
2)個に応じたプログラムの作成
3)指導の実行
(1)指導機会と時間の確保
(2)指導形態と指導場面の工夫
(3)指導の留意点
(4)連携した指導・支援

第3章 人間関係形成プログラム
1 かかわり
 1友だちを誘おう
 2端的に伝えよう
 3キーワードを聞き取ろう
 4最後まで聞き取ろう
 5お互いに伝え合おう
2 遊び
 1場を共有しよう
 2注意を共有しよう
 3ゲームに参加しよう
 4リズムに乗って遊ぼう
 5ごっこ遊びをしよう
3 状況理解
 1視点を切り替えよう
 2登場人物に着目しよう
 3表情に気づこう
 4場面を読み取ろう
 5時間経過にそって話そう
 6文脈を読み取ろう
 7結果を予測しよう
4 人間理解
 1好き嫌いに気づこう
 2長所・短所に気づこう
 3今の気持ちに気づこう
 4大切にしているものに気づこう
 5自分を支えているものに気づこう
5 意思表明
 1伝える意欲をもとう
 2好きなものを選ぼう
 3多数決で決めよう
 4理由をふまえて決めよう
 5相談して決めよう
6 課題解決
 1日々の過ごし方に気づこう
 2家庭で取り組もう
 3人とうまくやっていこう
 4外出の準備をしよう
 5登校の苦手さを克服しよう
 6いじめに負けるな

第4章 人間関係形成プログラムの実際
事例1 1 かかわり 端的に伝えよう
事例2 2 遊び   注意を共有しよう
事例3 3 状況理解 登場人物に着目しよう
事例4 4 人間理解 好き嫌いに気づこう
事例5 5 意思表明 理由をふまえて決めよう
事例6 6 課題解決 いじめに負けるな

資料
おわりに
文献

●帯
通常の学級・通級指導教室・特別支援学級で活用!
本書は、知的障害のない自閉症スペクトラムのある子どもたちが、自己決定力やアイデンティティの形成の基礎となる人間関係力を身につけるためのプログラムです。10年にわたる実践で証明された本プログラムを実施することによって、子どもたちは、自分らしく充実して輝きながら生きていくことが可能となるでしょう。