学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

選択機会を拡げるチョイス・アレンジメントの工夫

リサーチから現場へ5
選択機会を拡げるチョイス・アレンジメントの工夫

リンダ M. バンバラ/フレヤ・クガー著
三田地真実訳
B5判/並製 1700円+税
ISBN:978-4-7614-0503-8



障害のある人に選択の機会は十分与えられているだろうか。選択肢を増やすために周囲の人ができる具体的なテクニックを提示する。

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●著者紹介(初版時)
著者紹介
リンダ・M・バンバラ(Linda M. Bambara)
教育学博士。リーハイ大学(ペンシルベニア州ベツレヘム)の障害児教育学科の準教授。リーハイ大学と提携した発達障害者のためのプログラムである、リーハイ地域生活支援プログラムのエクゼクティブ・ディレクターでもある。バンバラ博士は、1977年にニューヨーク州立大学から修士号を、1985年にベンダービルド大学から博士号を授与された。バンバラ博士は重度から中等度の障害のある人に対する教授方法の領域において幅広い出版活動をしている。選択の機会に加えて、彼女の研究の興味は、セルフ・マネージメント、プラス思考的行動支援、支援付き生活などがある。

フレヤ・クガー(Freya Koger)
リーハイ大学の障害児教育学科博士課程に所属する。リーハイ大学と提携した発達障害者のためのプログラムである、リーハイ地域生活支援プログラムのマネージング・ディレクターである。クガー氏はルーガー大学から学士号を、リーハイ大学から修士号を授与された。現在進行中の研究は、自己決定と選択の機会に関連した問題を扱うものである。

訳者紹介
三田地真実(みたち まみ)
2002年、米国オレゴン大学教育学部博士課程修了。教育学博士。言語聴覚士。教育ファシリテーション・オフィス代表。講演会・セミナーの企画運営、組織改革に携わる。監訳書に『問題行動解決支援ハンドブック』(学苑社, 2003)、『ことばと聞こえの解剖学』(学苑社,2001)、共訳書に『運動性発話障害の臨床』(インテルナ出版, 2004)、『記憶障害のリハビリテーション』(医学書院, 1997)などがあり、わかり易い訳では定評がある。

第1章 はじめに
1.1 選択の機会がない人生とは?— 1 日のシナリオ—
1.2 発達障害のある人の生活
1.3 選択の機会を作ることに対するバリアー
1.4 なぜ選択するということが重要なのか?
1.5 お互いにコントロールを共有するという考え方
1.6 本書の目的

第2章 選択することの基本原則
2.1 選択することの基本原則を理解する
2.2 選択の機会の提示に関するいくつかの示唆

第3章 初歩的な選択スキルの指導
3.1 学習者の特徴
3.2 選択スキルの指導の概要
3.3 指導の構成要素1:選択の機会を準備する
3.4 指導の構成要素2:選択スキルの指導
3.5 指導の構成要素3:指導の成功の評価
3.6 トラブル・シューティング
3.7 選択スキルの拡大
3.8 事例報告

第4章 毎日の日課に選択の機会を組み込む
4.1 この章のはじめに
4.2 選択の機会を組み込むための指導ステップ
4.3 教室での実践例
4.4 問題行動に基づく選択肢の個別化
4.5 実践例:問題行動を基にした選択肢の個別化

第5章 選択ストラジーとしてのセルフ・スケジューリング
5.1 この章のはじめに
5.2 学習者側の必要条件とセルフ・スケジューリングの概要
5.3 指導の構成要素1:スケジューリングの準備
5.4 指導の構成要素2:スケジュールの作成
5.5 指導の構成要素3:スケジュールに従う
5.6 セルフ・スケジューリングの指導事例
5.7 セルフ・スケジューリングの様々な適用
5.8 教室での事例

第6章 全体のまとめとよくあるQ&A
6.1 この章のはじめに
6.2 私はその人が何が好きか、わかっていますが……
6.3 無視された活動
6.4 選択行動に対して、遅れて反応することは? 
6.5 問題行動が続いてしまっている
6.6 良いと思われない選択も許すのでしょうか? 
6.7 恩恵をほとんど受けない場合もあり得ますか? 

訳者あとがき
文献
著者紹介

●帯
「生きること」とはすなわち自ら選択し、自ら行動するということである。本書では、障害のある子どものこのような基本的な生きる権利を保障するために、周囲がどのような工夫をすればよいか、応用行動分析学(ABA)の領域で科学的に実証された研究知見を元に具体的なテクニックを提示する。