学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

自閉症児のための明るい療育相談室

自閉症児のための明るい療育相談室 自閉症児のための明るい療育相談室
親と教師のための楽しいABA講座

奥田健次・小林重雄著
A5判/並製 2500 円+税
ISBN:978-4-7614-0721-6


行動の原理に基づいた教育方法をQ&A方式で紹介。初めて明かされる具体的な技法や理論・経験によって裏打ちされたアイデアが満載。明るい支援へ向けた一歩を踏み出すために。

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●著者紹介(初版時)
奥田 健次(おくだ けんじ)
兵庫県出身。わが国において家庭出張型セラピー『自閉症児のための家庭中心型指導(home-based intervention)』を開始した草分け的存在であり、全国各地で家族支援を行なっている。その後、ABAソリューションを立ち上げ、日本のみならず世界各国からの治療要請に応えている。行動上のあらゆる問題を解決に導くアイデアと技術、指導プログラムの緻密さは他の追随を許さないと、国内外の関係者から絶賛されている。1999年、内山記念賞(日本行動療法学会)を受賞。2003年、日本教育実践学会研究奨励賞受賞。専門行動療法士、学校心理士、臨床心理士。2005年4月より、桜花学園大学人文学部助教授(現在、准教授)。早稲田大学人間科学部、愛知大学文学部など、各地で非常勤講師としても活躍中。聴衆をひきつける講演には定評があり、全国各地での講演活動も行っている。2008年、第4回日本行動分析学会学会賞(論文賞)を受賞し、わが国初の行動療法と行動分析の2つの学会でのダブル受賞者となった。現在も休日返上で世界中を飛び回っている。
主な著書:『自閉症へのABA入門—親と教師のためのガイド』(監訳、東京書籍)、『発達障害・不登校の事例に学ぶ 行動療法を生かした支援の実際』(共編、東洋館出版社)、『障がいのある子との遊びサポートブック—達人の技から学ぶ楽しいコミュニケーション』(共著、学苑社)。

小林 重雄(こばやし しげお)
東京都出身。1968年にわが国ではじめて自閉症児への行動療法導入を山形で開始(同じ年に梅津耕作氏が東京で開始)する。従って、自閉症への取り組みは45年、行動療法によるアプローチは40年になる。山形大学(10年間)、東京教育大学(2年間)、筑波大学(21年間)を通して、優秀な学生、研究生、地域の方々に恵まれて画期的な山形方式・筑波方式を生み出し、結果として韓国、台湾も含み日本中に多くの研究者、臨床実践家を送り出している。そこでは次の世代の育成が成され、大きなネットワークを構成することになった。1979年に10年間の集大成としての博士論文「自閉症児の治療教育に関する行動論的アプローチ」を提出(教育学博士取得)。アセスメント領域の仕事としてDAM(人物画知能検査)、ウェクスラー知能テストなどの評価法の標準化の作業にもかかわったが、多領域の臨床活動へのこだわりが中心にあった。1999年に筑波大学を定年退職(筑波大学名誉教授)し、吉備国際大学(臨床心理相談研究所長)、ノートルダム清心女子大学(児童臨床研究所長)と臨床実践に関連する研究・教授活動を続けてきた。現職は名古屋経済大学教授(人間生活科学研究科長)として新しい親指導・援助を中心に研究を進めている。なお、自閉症スペクトラムを中心とした発達障害の臨床実践への取り組みは、生涯現役といった勢いで継続中である。
主な著書:『自閉症—その治療教育システム』(単著、岩崎学術出版社)、『自閉性障害の理解と援助』(編著、コレール社)、『応用行動分析学入門—障害児者のコミュニケーション行動の実現を目指す』(監修、学苑社)。

●目次
はじめに

第1章 生活編 — 毎日の生活を楽しく
Q1 「寝ぐずり」と「夜泣き」が激しくて困っています。 
Q2 そろそろ一人寝をさせたいのですが、可能でしょうか? 
Q3 食事中、落ち着いて座って食べてくれません。 
Q4 まだ手づかみで食べようとする癖があります。 
Q5 偏食のためか食事時間がダラダラと長すぎます。 
Q6 食べ物を飲み込んで吐き出してこねてしまいます。 
Q7 トイレットトレーニングがうまくいかず、失敗が続いています。 
Q8 うんちがトイレでできません。 
Q9 女の子にいやらしい感じで抱きついてしまいます。 
Q10 歯磨きがうまく一人でできるようになってほしいのですが…… 
Q11 お薬を嫌がらずに飲ませるよい方法はありませんか? 
Q12 着替えに時間がかかります。 
Q13 お小遣いの渡し方を迷っています。 

第2章 遊び編 — 遊びを元気に楽しく
Q14 一人遊びが多く、人を避けてばかりいます。 
Q15 遊びのやりとりができません。人とのやりとりを高める秘訣を教えてください。 
Q16 遊びは一人遊びが中心で、物を並べることに固執しています。 
Q17 片付けがなかなかできません。 
Q18 テレビゲームに夢中すぎます。このままで良いのでしょうか? 
Q19 高いところに登るのが心配です。叱っても効き目がありません。 
Q20 水遊びがひどくて、放っておくとずっと続けています。 

第3章 お友達編 — お友達と仲よく
Q21 幼稚園の門の前で別れるときに泣くようになりました。 
Q22 空想のようなことを言っていたと思ったら、嘘をつくようにもなりました。 
Q23 弱い子をつねったり、つきとばしたりします。 
Q24 順番抜かしをするのですが、大切なルールを教えるにはどうすればよいのでしょうか? 
Q25 障害があるのは明らかなのですが「高機能」と言われて困惑しています。 

第4章 ことば編 — ことばのやりとり
Q26 「要求の泣き」が強くて困ります。 
Q27 着席して課題をさせようとしてもすぐに逃げてしまいます。 
Q28 無発語の状態ですが、やりとりを発展させていく方法はありますか? 
Q29 おうむ返しが目立ちますが、おうむ返しは良くないことなのでしょうか?(エコラリア1) 
Q30 おうむ返しが目立ちますが、会話に発展させるためのアイデアを教えてください。(エコラリア2) 
Q31 獲得した語彙をコミュニケーションとして使うようになるためには、どんなことに気をつければよいのでしょうか? 
Q32 「なんで?」「どうして?」などの質問が止まりません。

第5章 行動編 — 困った行動との付き合い方
Q33 アスペルガー障害と診断されました。 
Q34 体調不良を訴えて登校をしぶるようになりました。 
Q35 道順や順番のこだわりに対してどうすればよいのでしょうか? 
Q36 洋服にこだわりがあって困っています。 
Q37 収集癖が強くて困っています。 
Q38 外出先での多動を何とかしたいのですが…… 
Q39 飛び出し行動があります。家庭や専門機関で取り組める方法はありませんか?
Q40 授業中の立ち歩きにはどうすればよいでしょうか? 
Q41 家族への暴力に対して、どのように対応すべきですか? 
Q42 きょうだいに対する暴力をなんとかしたいのですが…… 
Q43 動物への乱暴に対する指導方法を教えてください。 
Q44 肥満になって不活発になりましたが、何か気をつけることがあれば教えてください。 
Q45 指しゃぶりがまだ続いています。 
Q46 性的な関心が強いようで心配です。 
Q47 つば吐きの癖をどうにかできないものでしょうか? 
Q48 行動療法にもいろいろあるようですが…… 
Q49 常同行動や自己刺激行動とはどんなものなのでしょうか? 

第6章 学校編 — 学習・学校の課題
Q50 鉛筆の持ち方を教えてください。 
Q51 算数の文章題が苦手です。どういう力を付けていけばよいのでしょうか? 
Q52 通常学級での一斉指導は有効なのでしょうか? 
Q53 教室で騒ぐ児童に、何かよい指導法はありませんか? 
Q54 家庭での余暇の過ごし方にはどんなアイデアがありますか? 

お薦めの本 
あとがき  
著者紹介  

●帯より
これまで何千人ものクライアントと対峙してきた臨床家であり、自閉症研究者である二人の著者が、読みやすいQ&A方式で、読者の悩みにお答えします。全54の質問に対して、著者が繰り出すそれぞれの回答は、今まで詳しく明かされてこなかった“テクニック”“独自の技法”が満載です。

◆このような方法を紹介します ◆
腹五分目法/アメ横スルメ法/バルーンの原理/シンクロナイズの原理/ブルブル握手脱感作法/膝カックン式着席法/うっかり法/どさくさにまぎれて法/ マンガ喫茶式保管法/デジカメコレクション法/悪女の深情け法/こだま法 など