学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

ABA スクールシャドー入門

ABA スクールシャドー入門
ABA スクールシャドー入門
特別に支援が必要な子どもたちを園や学校でサポートする親・セラピストそして先生のために

山本淳一監修
吉野智富美著

A5判/2400円+税
ISBN:978-4-7614-0744-5


ABAの理論と方法を用いながら、スクールシャドーを効果的に実施するためのノウハウをまとめた実践的な1冊。

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●著者紹介(初版時)
監修者
山本淳一(やまもとじゅんいち)
慶應義塾大学・文学部・教授(文学博士)
【経歴】
慶應義塾大学大学院博士課程心理学専攻を修了後、明星大学人文学部、筑波大学心身障害学系の助教授を経て、現職につく。臨床心理士。臨床発達心理士。専門は、応用行動分析学、臨床発達科学。
発達障害児への支援に関するいくつかの研究プロジェクトを進めている。(1)自閉症児の早期支援プログラムの開発と評価、(2)学習困難をもつ発達障害児への学習支援プログラムの開発と評価。(3)行動コンサルテーションの効果の分析、(4)インターネットを活用した双方向的e-learning、e-therapy、e-consultation、(5)教育が脳機能に及ぼす効果など。

著者
吉野智富美(よしのちふみ)
ABA サービス&コンサルティング(ABASaC[アバサック])主宰
なんば太田クリニック 臨床心理士
【経歴】
淑徳大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻臨床心理学コース修了。臨床心理士。学部時代より精神障がいや発達障がいのある大人や子どもへの行動療法や家族療法、短期療法について理論と実践を学ぶ。
弓崎いこいクリニック臨床心理士を経て、現在、なんば太田クリニックにて強迫性障がいや不安障がい、気分障がいのある方々への行動療法を行なっている。行動・教育コンサルティング(BEC)で発達障がいのある子どもやそのご家族へABA による行動介入やペアレントトレーニング、スクールシャドーの臨床実践と研究を経験の後、ABASaC を立ち上げる。

●目次

監修者まえがき

第1章 特別に支援の必要な子どもたち
1 クラスに2~3人存在する「特別に支援を必要とする子ども」
2 子どもたちが示す困難と早期療育
3 応用行動分析学(ABA)という支援方法
4 ABA による家庭での早期療育
5 家庭と園・学校との間にある高いハードル
6 将来的なコストやリスクを未然に防ぐ
7 スクールシャドーという取り組み

第2章 スクールシャドーって何?
1 スクールシャドーって何?
2「先生もクラスメイトもみんなが支援者に」という発想
3 支援の密度とフェイドアウト
4 年齢・学年に合ったスキル形成
5 学年別の大きな目標

第3章 スクールシャドーに役立つABA の基礎
1 ABA は人に優しい学問
2 人の行動の「理由」をどう説明しますか?
3「行動」とは?
4 行動を理解する―なぜその行動をするのか・しないのか
5 好子や嫌子って何?
6 行動は「見た目」より「中身」が大事

第4章 ABA×スクールシャドー
1 スクールシャドーの手順
2 スタートは「知ること」=アセスメントから
3 個別教育計画(IEP)を作る
4 支援1 少なくて困る行動を増やす
5 支援2 多すぎて困る行動を減らす
6 再アセスメントと計画の見直し、再支援

第5章 スクールシャドー実践例
1 スクールシャドー実践例から考える1
  行動することで周囲の注目を得る
2 スクールシャドー実践例から考える2
  行動することで好きな課題や活動を得る
3 スクールシャドー実践例から考える3
  行動することで好きな物を手に入れる
4 スクールシャドー実践例から考える4
  行動することで感覚刺激を得る
5 スクールシャドー実践例から考える5
  行動することで嫌な活動を遠ざける
6 スクールシャドー実践例から考える6
  自分から行動したり学習したりすることが極端に少ない
7 スクールシャドーの開始からおわりまで

第6章 園・学校との調整、準備、連携
1 スクールシャドー実施の主な流れ
2 園・学校の見学と選定
3 園長・学校長との面談
4 子どもと登降園・登下校の練習
5 自宅での模擬授業
6 アセスメントの実施と個別教育計画(IEP)の作成
7 IEP ミーティング
8 クラスメイトへのスクールシャドー実施の説明
 (一緒に支援をしてもらうために)
9 スクールシャドーの実施とフェイドアウト、園・学校との連携
10 再アセスメントとIEP の更新、そして担任の先生との面談
11「こんなときは……」の対応(よくある質問)

第7章 スクールシャドー用ツール
アセスメントツール
個別教育計画(IEP)フォーマット
行動を起こすきっかけを作る(A:すぐ前の状況)ツール
伸ばしたい行動(B)を決めるツール
適切な行動を強化する(C:すぐ後の結果)ツール
スクールシャドーに便利なアイテム

あとがき
文献

●帯
先生もクラスメートもみんなが支援者に
スクールシャドーとは、幼稚園や保育園、学校で集団生活を送っている子どもたちへ、親やセラピストが、影(シャドー)のごとく寄り添い、必要なスキルを効果的に学習できるようにサポートする直接的で具体的な支援方法です。担任の先生やクラスメートが支援方法を学習し、子どもを取り囲む社会そのもののサポート力を高めていくことも目的としています。本書は、ABAの理論と方法を用いながら、スクールシャドーを効果的に実施するためのノウハウをまとめた実践的な1冊です。