学苑社

特別支援教育・福祉・心理の本

プログラム学習で学ぶ行動分析学ワークブック

行動分析学ワークブックプログラム学習で学ぶ行動分析学ワークブック

吉野智富美・吉野俊彦著
B5判/並製 2500円+税
ISBN:978-4-7614-0783-4


多くの身近な事例によって行動分析学の基本を学習し、エクササイズとプログラム学習を活用することで効率よく無理なく知識を身につけることができる。

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●著者紹介(初版時)
吉野智富美(よしの ちふみ)
ABAサービス&コンサルティング(ABASaC) 主宰
なんば太田クリニック心理士
淑徳大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻臨床心理学コース修了。臨床心理士。弓崎いこいクリニック臨床心理士、神戸親和女子大学非常勤講師、武庫川女子大学非常勤講師などを経て、2011年よりABAサービス&コンサルティングを主宰する。
障害の有無にかかわらず、生活に困難のある子どもや成人へ、応用行動分析学にもとづく問題解決の支援をおこなっている。個人へのサポートのみならず、ペアレントトレーニングやスクールコンサルテーションを実施し、周囲の環境を含めた問題解決の支援も同時におこなっている。

吉野俊彦(よしのとしひこ)
神戸親和女子大学教授
研究テーマ:実験的行動分析 (選択行動、価値割引事態を用いた強化と弱化との (非) 対称性)、行動分析学に基づいた精神科領域における介入・臨床行動分析
早稲田大学大学院文学研究科心理学専修修士課程修了・博士後期課程単位取得満期退学。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン( UCL) 大学院博士課程修了・博士( ロンドン大学)。臨床心理士。ウェストバージニア大学 (ケノン・A・ラッタル)、サセックス大学 (グラハム・デイヴィ)客員研究員。日本行動分析学会理事。

●目次

はじめに
本書の目的と使い方

1 人の行動のなぜ?
人の行動の「日常的」な理解の仕方
 「なぜ泣いているの?」「どうして勉強が続かないの?」にどう答えますか?
 トートロジー(同義反復)という落とし穴
人の行動の「科学的」な理解の仕方―行動分析学
 トートロジーの落とし穴から抜け出そう
 最初に覚えるキーワード―学習と行動

2 レスポンデント行動
馴化と脱馴化、鋭敏化
熱いものに手が触れたら?―無条件刺激と無条件反応
パヴロフ型条件づけ(レスポンデント条件づけ、古典的条件づけ)
 パヴロフ型条件づけ1―興奮性条件づけ
 パヴロフ型条件づけ2―抑制性条件づけ
刺激般化と般化勾配、分化
特殊な条件づけ( 味覚嫌悪学習) と準備性

3 オペラント行動
オペラントの定義
「そうするのはなぜ?」「その行動が続いているのはなぜ?」―強化の原理
「それをしないのはなぜ?」「その行動が続かないのはなぜ?」―弱化の原理
私たちの行動を左右するもの―好子( 正の強化子)・嫌子( 負の強化子)
 さまざまな好子・嫌子
 「普通は好きでしょ? 嫌いでしょ?」は意味をもたない
 お手伝いをするのはお小遣いのため? それとも……?
    ―付加的強化随伴性と行動内在的強化随伴性
 大好きなケーキも毎日だとうんざり? 真夏の炭酸飲料は最高!―確立操作
オペラント条件づけの4 つの基本パターン
反応強化子随伴性と随伴性ダイアグラム
 よくある間違い
もはやその行動には意味がない!?―消去の原理
 これまでやっていたことをしなくなる理由
 ボールペンのインクが突然出なくなったら?―消去誘発性行動変動
 消去された行動が再び生じる―自発的回復
 消去と反対の原理―復帰
どちらも行動が弱まるけれど?―弱化と消去の違い
時や場所をわきまえて行動するのはなぜ?―刺激性制御
 街で友人によく似た人を見かけたら?―般化
「あらかじめ○○しておこう」「予防策を張っておこう」―阻止の随伴性
 行動の直後には何も変化がないけれど……
 許可の随伴性と阻止の随伴性
 阻止の随伴性の4 つのパターン
 回避条件づけと回避行動
行動の強化や消去に影響を与える条件―強化スケジュール
 強化スケジュールと消去抵抗の関係
言語行動
ルール支配行動と随伴性形成行動

4 生活への応用―応用行動分析学
私たちの生活をよりよくするために
困った状況ってどんな状況?―しなくて困る、し過ぎて困る
行動の未学習・未定着の場合どうするの?―行動形成
 ステップ1:目標行動を具体的に決める
 ステップ2:行動に結果を伴わせる―好子出現による強化と嫌子消失による強化
 ステップ3:好子を探る―「十人十色」「蓼食う虫も好き好き」をお忘れなく
 ステップ4:まだ獲得していない行動を形成する―シェイピングと漸次接近法
 ステップ5:複雑な行動を単純な単位に分ける―課題分析とスモールステップ化
 ステップ6:単純な行動をつなげていく―行動連鎖
 ステップ7:行動が起こりやすくなるような事前の手助けをする
行動の誤学習の場合どうするの?―困った行動を減らす
 ステップ1:その行動が生じる理由を知る―機能分析( 機能的行動アセスメント)
 ステップ2:予防策を取る、前もって状況を変えておく
 ステップ3:ダブルの対応で効果アップ―望ましい行動の分化強化+困った行動の消去
 ステップ4:できるだけ使うことを避けたい方法―弱化
行動分析学の日常行動への適用

あとがき
文献
索引

●帯より
初学者必携! これでわかる行動分析学
多くの身近な事例によって行動分析学の基本を学習し、エクササイズとプログラム学習を活用することで効率よく無理なく知識を身につけることができる。わかりやすさ、読みやすさにこだわった初学者に最適なテキスト。

◆スモールステップで知識を定着させ、学習を促す◆
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●お詫びと訂正
初版第1刷に誤りがございました。謹んでお詫びし、訂正いたします。

★8、10ページ
行動の定義として,広い意味での定義と狭い意味での定義のラベルが逆になっていました。以下の通りに訂正します。書かれている内容およびプログラム学習の解答には訂正はありません。

・8ページ(小見出し)
① 広い意味での行動の定義

狭い意味での行動の定義

② 狭い意味での行動の定義

広い意味での行動の定義

・10ページ(プログラム学習の問題)
① 私たちは……こういった広い意味での定義として……

① 私たちは……こういった狭い意味での定義として……

② 狭い意味での定義として……

広い意味での定義として……


★18ページ(プログラム学習の解答)

B unconditioned stimulus
C US
E unconditioned response
F UR

B unconditioned response
C UR
E unconditioned stimulus
F US

★48ページ
強化の随伴性の英語表記が逆になっていました。以下の通りに訂正します。

③ 基本パターン3: 嫌子出現による弱化
ある行動をした結果……嫌子出現による弱化(negative punishment) といいます。……

ある行動をした結果……嫌子出現による弱化(positive punishment)といいます。……

④ 基本パターン4: 好子消失による弱化
ある行動をした結果……好子消失による弱化 (positive punishment) といいます。……

ある行動をした結果……好子消失による弱化 (negative punishment) といいます。……